伊平次とわらわ　1　　

 
「第一話　わらわ」   コミックトム　1993年6月号

墓場に住む伊平次は墓守なのだが、ある日投げたしゃれこうべにおかしな顔をした犬が当たって倒れてる。起きあがってその犬が言うことには「わらわは中納言の姫である」！！愛くるしい”わらわ”初登場の回。 　

 
「第二話　葉　月」　　コミックトム　1993年8月号

伊平次は実は侍の身分だったりする。祖父に譲られた小柄を持っているのだが祖父はそれで怨霊を祓ったのだという。墓場に住んでるせいか、特別な体質か死に人の霊やら化け物やらいろんな怪異が見える伊平次だったが、ある日庄屋さんの小さい女の子にぞろぞろついて歩くモノ達を見る・・  

 
「第三話　橋」　　　コミックトム　1993年10月号

父君の憑いた狸といなくなったわらわが戻ってきてそのまま居着いた。一方、墓守の彼を訪ねて本物の姫様がやってきたのはいいけれど埋めてくれ、と置いていった死人は「うーうー」と呻いてる。どうすればいいんだ、と”わらわ”の鼻を頼りに返しにいったのだが・・。

 
「第四話　不浄の穴」　 　コミックトム　1993年12月号

町のあちこちに変なものが出没している。死人にたかるそのおぞましい様子はひょっとして餓鬼？？いったいどうしてこんなものが・・と町に出てみると、それは一つの大きな穴から無数に出てきているのだった。なんとかしなくては・・。

 
「第五話　骨（こつ）」　 　コミックトム　1994年2月号

寒いさむ〜い夜。わらわと二人暖をとっているところに、骸骨がやってきた。骸骨の言うことには「わしは先の帝・・」！！毒をもられて死んだのだが、今から恨みを晴らしにいくという・・。しょうがなしに、小袖を着せたのだが・・。

 
「第六話　わらわの春」　　コミックトム　1994年4月号

伊平次とわらわに急に春の宴の招待がきた。何かたくらみか、はたまた行き先は化け物がいるのか、と疑う伊平次だったが、わらわは大喜びでついていく。行った先にはごちそうが並んでいて・・？

 
「第七話　夕　日」　　コミックトム　1994年6月号

「中の庄の妙な墓守」という噂・・「死人の声をきいたり姿を見たりする」というのを聞いた人から呼び出された伊平次。墓の守を３日頼まれ、引き受けたはいいが、小さい火の玉がよってきた。火の玉の正体はいったい？

 
「第八話　狸」　　コミックトム　1994年10月号

満月の夜に狸の化け物が伊平次を見込んで訪ねてきた。死んだ父親の大狸の骨が「夜な夜な埋めた穴から朽ちかけた毛皮をひき破れ扇をかざして出ていく」のをなんとかとめて欲しいのだという。すさまじいことになってるな、と呆れてる内にいきなりその場に飛ばされて・・。


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