ライム博士の12か月

「ライム博士の12か月」　1983年ララ1～12月号
＜作品紹介＞

宇宙の粗大ゴミとして捨てられたロボットのメフィスト。ほんとはそのままバクテリアに食われる運命だったのだけど、UFOが間違えて地球に捨ててしまったのが縁で、発明に明け暮れるライム博士が拾ってくれた。ロボットなのに使えないわ、ずーずーしいわ、小憎らしいわなのに、どこか憎めないメフィストがいろいろ巻き起こす珍騒動。町の主な住人としては、博士の研究室のお隣にある教会の牧師さん。「悪魔」ときけばどこからでもとんでくる、使命に燃えた方で「メフィスト」を敵視するのに顔はそっくり・・・と、おむかいのベティさんがいます。ベティさんはライム博士のマドンナ的な存在。メフィストを迷惑がりながらも結局いつも優しいライム博士達がかもしだすほのぼのしたコメディです。ラストもとってもいいんです。

＜各編あらすじ＞

「ライム博士の12か月（来訪）」1983年　ララ1月号　16ｐ

発明家のライム博士が夜遅く発明品の改良に勤しんでいるとＵＦＯが現れて何かを棄てて行った！そこに落ちていたのは勝手なことばかりするロボットだった。

「ライム博士の12か月（寒波）」1983年　ララ2月号　16ｐ

できそこないで棄てられたロボットを引き取り「メフィスト」と名付けて一緒に住ませることにしたライム博士。猛烈な寒波が襲った朝、いろいろ用事を頼むが結局は…。

「ライム博士の12か月（雪）」1983年　ララ3月号　16ｐ

雪が降った朝、雪かきをメフィストに頼むが全然役に立たない。そこにまた別のロボットが現れてなんでも希望の仕事をさくさくとやってくれる。言葉は通じるし、気は利くし、仕事はできるしメフィストとは大違い！

「ライム博士の12か月（春）」1983年　ララ4月号　16ｐ

お世話になった恩師が近くに来たから寄るという手紙をよこした。口やかましい教授が来るからには掃除をせねばと思った矢先に教授が来て焦るばかりの博士だった。

「ライム博士の12か月（夢）」1983年　ララ5月号　16ｐ

憧れのベティさんと同じ夢を見れる機械を作って試すが、どうも様子がおかしいのだった。

「ライム博士の12か月（雨）」1983年　ララ6月号　16ｐ

雨が降ってきた。雨漏りがするので物をどける手伝いを頼んだのにいつものように役に立たないメフィスト。そこにやってきた雨の日のセールスマンがやってきて雨漏りを直すスプレーで修理してくれた。修理代はメフィストでいい、と言われつい渡してしまう博士。雨が嫌いなメフィストは…。

「ライム博士の12か月（気球）」1983年　ララ7月号　16ｐ

市民祭で気球がやってきた。博士も牧師もベティさんも乗ってみたが、メフィストは乗せて貰えない。博士はメフィストの為に気球を作って飛ばしてやるのだった。

「ライム博士の12か月（夏のメフィスト）」1983年　ララ8月号　16ｐ

水遣りをしていたメフィストに落雷が。放電しながら動くメフィストに牧師さんが触った途端、いつもは「悪魔」とメフィストを毛嫌いする牧師が人が変わったようになってしまった！？

「ライム博士の12か月（夏のメフィスト赤トンボ）」1983年　ララ9月号　16ｐ

どこかからか迷い込んだ子犬に翻弄される博士。博士の子犬の扱いがひどいと勘違いしたベティさんは連れて行ってしまう。

「ライム博士の12か月（台風シーズン）」1983年　ララ10月号　16ｐ

台風がやってきた。豪雨のあまり家の周りは大変なことになってしまった！

「ライム博士の12か月（いつもの11月）」1983年　ララ11月号　16ｐ

毎年同じことばかりしていることに気付いた博士は旅行に出ようと準備をするが、どうも街全体の様子がおかしい！？

「ライム博士の12か月（クリスマス・プレゼント）」1983年　ララ12月号　16ｐ

クリスマスの朝、準備に忙しい博士だったが、ＵＦＯが再びやってきた。ゴミであるメフィストを回収し博士たちの記憶を消していったのだ。しかしＵＦＯから自力で脱出したメフィストは再び博士たちの元に…。

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