おばけ地帯　　　

 
「猫たちの夜」 1976年ララ9月号

町長の息子トミーはある夜、屋根で猫たちがダンスしてるのを見る。理由を猫に尋ねたならば、「デモンストレーションだ！」と答えるのだった。猫嫌いの父が野良猫退治を打ち出し始めたのを阻止したい、という猫にトミーは協力することにした…。  

 
「レモン・サンデー」  1976年ララ11月号
動物の鼻を撮るのが趣味というお気楽パパに、ママはちょっと低気圧。宝くじでも当たらないかしら、と愚痴っているところにふてくされ猫のリチャードがなぜか急ににいい〜〜っと笑い猫になってしまう。大騒ぎの日曜日の結末は・・！

 
「きみはぼく？」 1977年ララ1月号
D班の原型的な作品 ネールは鏡にあっかんべーをして以来、鏡に映る自分が勝手に動き出し、あげくの果てにはクリスマス劇の日に鏡から抜け出てきた奴が一緒に学校に来てしまう。そっくりな二人にクラスメートが喜んで劇に使おうと言い出した！

 
「バオバブの木」 1978年リリカ７月号
掲載時は全ページカラー バオバブの木の枝を拾ってきたお兄ちゃんが鉢に植えてみたら、みるみる大きくなって家が占拠されてしまう。絵本のような可愛い短編。

 
「レイン・レイン」 1977年花とゆめ16号

まだ売れない作家にすぎないエディが、故郷のお母さんに心配かけまいと「家を買った」と嘘をついた。その為にじたばたするお話。シチュエーションコメディという感じ。

 
「ミオ」   1978年ララ9月号

明るく楽しい話が多い坂田作品の中でこれも少し珍しい、ちょっと哀しい短編。モリスの甥のミオは父母を失って祖母（モリスの母）に引き取られ田舎に暮らしている。兄が結婚する前は兄弟で暮らしていたミオは、祖母の家でずっと兄からの便りを待っていた・・。

 
「大奥様のお気に入り」1978年花とゆめ14号

結婚を反対されて離れて住んでいた母子のところに、おばあさまが屋敷を売って離れる前に仲直りをさせようと、執事のジャッドさんが手紙をよこした。お母さんの代わりにお屋敷にやってきたのはいいけれど・・

 
「おばけ地帯」1977年ララ5月号

トミーの町にサーカスがやってきた！テントをのぞいてみると、そこには火を噴くドラゴンやユニコーン、本物のおばけもたくさん！だけど、お堅い父は教育上良くないといって、策を練り、団長のゾンビさん達を追い出そうとするのだった。が、そのおかげで嘘から出た真、本物の仲間に会えたゾンビさん達がトミーを夜の散歩に連れ出してくれる。


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