マーガレットとご主人の底抜け珍道中　文庫版（旅情篇）

マーガレット奥さんとご主人シリーズ。好奇心旺盛でどこにでもすぐ出かけてしまうマーガレット奥さん、それを追いかけて旅するご主人のお話

小学館（1987-89年）発行同名コミックス（1巻～３巻）の文庫版　

＊再録＊
「南極北陸大冒険」　プチフラワー 1985年9月号

南極にエスキモーに会いに行く、と突然出かけてしまったマーガレット奥さん。ご主人はあわてて追いかけるが？！

＊再録＊
「おみやげ観測隊」　コミックスのための書き下ろし

南極に行ったお話の余談。ぺんぎんのすーべにーる（おみやげ屋）さん

＊再録＊
「大ネッシー探検」　プチフラワー1985年12月号

ネッシーの本を読んだらネッシーを見に行きたくなっちゃった奥さん。やっぱり急に出かけてしまう・・さらにやっぱりそれを仕事をさぼって追っかけるご主人。ブロンクスさんのしてくれる怪談が、奥さんとご主人用では差があるのが面白い。

＊再録＊
「ジャパン・ライフ」　プチフラワー1986年5月号

この話はオブライエン夫婦が想像する日本なんですけど, 海外の映画に出てくる「日本」のように、中国やタイといったアジアがごっちゃまぜに入っていてどこか違う、それと同じようなふしぎな日本なんです。

＊再録＊
「サクラ前線」　コミックスのための書き下ろし

花吹雪注意報、なんてことを想像してくすくす笑ってるご主人でした。

＊再録＊
「ドーバー海峡殺人事件」　プチフラワー 1986年7月号

ミステリ好きの坂田さんらしいお話。ご主人が出張の為列車でドーバーに向かっていると、不審な男といっしょになる。朝読んだ殺人事件の記事にあったトレンチコートの男だ。もしや犯人では・・！？と警戒したご主人だったのだが・・。

＊再録＊
「オルメカの手」　プチフラワー　1986年9月号

「太陽とテキーラの国　メキシコ」へ行く旅行ツアーに参加したいと奥さんが言い出して、気が進まないながらもついてきたご主人だった。オルメカ文明のふしぎに心が飛ぶひととき。！二人の旅もいよいよ大詰め。。

＊再録＊
「アンモナイトの記憶」　プチフラワー1986年11月号

たまにはいっしょに買い物でもと思ったのにマーガレットはＢＦと出かけるという。ぼくよりやせてるＢＦって誰？？やっぱり気になっておっかけてみるご主人だった・・。

＊再録＊
「三葉虫」　『マーガレットとご主人の底抜け珍道中1巻』のための書き下ろし

三葉虫とかアンモナイトの話。

＊再録＊
「ひだりまき大陸」　プチフラワー 1987年1月号

「オーストラリアでサマークリスマス」というチラシに興味をもった奥さん。結局来てしまった。夏のクリスマスに順応できないご主人は更にお気に入りのセーターをカンガルーに狙われて！？

＊再録＊
「ミイラの呪い」　1987年3月号

出張でエジプトに来たご主人が選んだおみやげは香油壺だったのだけど、おまけに貰ったハスの種だけ持ってきてしまった。買い直した蓋の閉まらない銅のやかんだけ送ったはずだったのに、なぜか家にはミイラが届いていた！（★エジプト話は「バジル氏の優雅な生活」でもビクトリアと旅行する話や「エジプト熱」（『シマウマ』）「エジプト探訪」（『村野』）などありますね。）

＊再録＊
「地上３０cmの亡霊」　1987年5月号

怪談に凝り始めた奥さん。怖い話は苦手なのにご近所のユーレイ名所巡りの散歩に付き合わされる。そこで一休みしていたご主人が見たモノは？？怪談から古代ローマ帝国にまで関心が移動する幅広いお話。

＊再録＊
「インドの虎がり」　プチフラワー1987年7月号

ご主人の同級生だったマックスさんはインド生活が長い。案内されて紛れ込んだ先はインドのジャングル？？（「ちびくろサンボ」のバターになったトラのお話が好きな人には郷愁をそそるお話かも？）

「ハタリ！」　

ご主人はお花屋さんでバオバブの鉢を買うし、奥さんはテレビで「ハタリ！」（ジョン・ウェインの映画）見ています。そのせいで早速二人がやってきたのはアフリカ。映画さながらの恐怖体験（？）も味わって・・。バオバブの木から「星の王子様」を連想するご主人と奥さんの会話が素敵。「バオバブの木」（『おばけ地帯』所収）って作品もありますね。

＊再録＊
「ドーバー海峡殺人事件」　プチフラワー 1986年9月号

ミステリ好きの坂田さんらしいお話。ご主人が出張の為列車でドーバーに向かっていると、不審な男といっしょになる。朝読んだ殺人事件の記事にあったトレンチコートの男だ。もしや犯人では・・！？と警戒したご主人だったのだが・・。

＊再録＊
「テントウ虫」　プチフラワー　1987年11月号

「テントウ虫さんテントウ虫さん　おうちが火事よ　はやくお帰り子どもがみんな焼け死ぬよ」という歌にまつわるお話。ケルト民話についての話も面白い。

＊再録＊
「ポリネシアン・パーティー」　プチフラワー 1988年10月号

ゴーギャンの島と美術館が見られると思ってタヒチにやってきたご主人だったが、なんだか・・どんどんあてははずれていく。

＊再録＊
「旅情」　プチフラワー 1988年1月号

初めて二人で旅行したのはベニスだった。といってもご主人のお仕事についていったので、一人で観光を楽しんでいた奥さん。独身女性と勘違いしたジゴロのレナートに出会った。

＊再録＊
「親指姫」　プチフラワー 1988年3月号

新種のチューリップの鉢をいろいろ持ってるベネットさんにご主人はたくさん分けて貰った。その中に「親指姫」という名札が差してある鉢を見つけて奥さんは楽しみにするのだが・・。　

早川書房