ライラ・ペンション　ノーベル・マンション 文庫版　　　

コミックス（新書判）「ライラ・ペンション」「ノーベル・マンション」の文庫版

 
＊再録＊
「Part1　ライラ・ペンション」1982年　ララ2月号　　ｐ24

高校生・のずちゃんの父親が半年間の海外出張に行くことになった。母親も付いていくと言う。その間口うるさい叔母の家に預けられそうになったのずちゃんは親元を離れて下宿暮らししている友人・コウさんとシェアリングすることを決意、呑気な両親も許可してくれた。しっかりもののザワシも一緒に住むという。格安の一軒家、その物件の名前は『ライラ・ペンション」！

 
＊再録＊
「Part2　情熱・烈風・こんさーと」1982年　ララ3月号　26ｐ

引っ越しの衝撃でコタツが壊れていた！一方のずちゃんのポケットには北島三郎のコンサートのチケットが二枚、一緒に行ってくれる人を探すが誰も付き合ってくれない。学校の帰りにザワシと買い物に寄ると魚屋さんでクジが当たり大量の魚を貰う。レコード屋に寄るとそれが元で不審人物扱いされる。帰宅すると壊れたコタツのせいで家は停電状態。悲惨続きの結末は…。

 
＊再録＊
「Part3　才女」1982年　ララ4月号　ｐ24

ザワシはロックが趣味で海外の同じ趣味の人と文通をしている。届いた手紙に美形の男の写真が入っていてのずちゃんに「友達の写真」と冗談で嘘を吐いたが本当は人気ロックバンドのボーカルの生写真だった。真に受けたのずちゃんは海外文通を始める気満々。そこに口うるさいのずちゃんの叔母さんが様子を見にやってきた。コウさんは漱石の英訳本を使って英文科を出たという叔母さんを撃退する。

 
＊再録＊
「Part4　水ぬるむ」1982年　ララ5月号　ｐ24

春休み、のずちゃんは３人で小旅行に出かけたいと思ったが、コウさんは一人旅が好きと聞いて言えなくなっていた。一方ザワシはコウさんに気軽に一緒に旅行に出ようと誘う。話の行き違いでのずちゃんは一人留守番する羽目に・・・？

 
＊再録＊
「Part5　吾輩は猫である」1982年ララ6月号　ｐ24

感想文の宿題が出て漱石を読んでいる３人。そこにどこからか迷いネコがやってきて・・・？「吾輩は猫である」のパロディで猫にアテレコするコウさんの才能が素晴らしい。

 
＊再録＊
「Part6　ライラ・ペンション・アゲイン」1982年ララ7月号　ｐ26

半年間の海外出張を終えてのずちゃんの両親が帰ってくる頃。のずちゃんはライラペンションにまつわる恐ろしい（？）噂を耳にする。春になると「何かが出る」「大家さんはすでに死んでいる」！？いったいここには何が出るのか、戦々恐々と夜を迎える３人だったが…。

 
ＳＰＥＣＩＡＬ　ＭＯ-ＭＯ　ＮＩＧＨＴ

再録ページの始まりの挨拶カット　1ｐ

 
＊再録＊
「悶絶おばけ屋敷」1982年ぱふ2月号　作・橋本多佳子　2ｐ

同人誌「ラヴリ」の会員であり友人であり、当時はアシスタントもやっておられた橋本多佳子さんが描く趣味の世界。

 
＊再録＊
「おしごと考」1982年ぱふ2月号　2ｐ

画家、詩人、映画監督、天文学者などなどなりたかった仕事についてあれこれ。

 
ＳＰＥＣＩＡＬ　ＭＯ-ＭＯ　ＮＩＧＨＴ

再録ページの終わりの挨拶カット　1ｐ


 
＊再録＊
「ノーベル・マンション」　第１回　1984−85年　別冊ララ９-３月号　ララ6.7月号　16ｐ

インテリアデザインの会社に勤めるマックはズボンにシッポを縫い付けて耳のある帽子を被って通勤するような変人だが、彼が引っ越したマンションの住人は全身牛の着ぐるみ（？）で出かけるビッグマックを始め彼以上に風変わり。隣人のオーソンさんはミイラ男だと言う。招待された隣室では変わったお面を貰ったのだった。

 
＊再録＊
「ノーベル・マンション」第２回　1984−85年　別冊ララ９-３月号　ララ6.7月号　16ｐ

ビッグマックさんに誘われて部屋に行くと、部屋のインテリアは斬新な牛のモチーフでいっぱい。しかも家族もみんな牛の着ぐるみ（？）で過ごしている。ビッグマックさんに今から牧場に行こうと誘われて小さなドアから出かけると・・・？

 
＊再録＊
「ノーベル・マンション」第3回　1984−85年　別冊ララ９-３月号　ララ6.7月号　16ｐ

「冬を迎える会」のお知らせを貰ったのに映画見たさにさぼってしまった！部屋に戻るとミッチさんがいて胞子を撒き散らす、いったい何事！？

 
＊再録＊
「ノーベル・マンション」第4回　1984−85年　別冊ララ９-３月号　ララ6.7月号　16ｐ

マックのシッポが好きだというミラーさんにシッポを作ってあげたら喜んだ彼にオリーブの瓶詰を貰った。秘蔵のオリーブだったらしい。ビッグマックとオーソンさんを誘って瓶を開けると部屋いっぱいにオリーブが広がって見知らぬ草原に来ていた。

 
＊再録＊
「ノーベル・マンション」第5回　1984−85年　別冊ララ９-３月号　ララ6.7月号　16ｐ

朝起きると洗面台からオーソンさんの奥さんが斧を持って出てきて「あなたの無くした斧はどっち？」など聞いてくる。いきなり水が溢れだしてマンションは洪水のようになっている。マンションの管理人が修復して洪水は引いていくが、春ごとに洪水になるらしい？やっぱり変なマンションだ。

 
＊再録＊
「ノーベル・マンション」第6回　1984−85年　別冊ララ９-３月号　ララ6.7月号　16ｐ

老朽化が進んでいるマンションらしくあちこちに穴が空き始めた。住民はやっぱりどこかおかしいが部屋も何とかしてもらわないとと管理人に言いに行くと、会話の流れで管理人にマックが普通の人間だと分かった途端マンションは一気に崩壊した…！

 
＊再録＊
「ノーベル・マンションＢ２」第１回　1985−86年　ララ8-1月号　16ｐ

新しいところを探しているがつい壊れたマンションの跡地に戻ってくるマック。すると小さい女の子デアリラと眼の大きな化け物のサムソンが地下に住んでいるという。掃除を手伝うように言われて手伝ったがいつのまにか一緒に住むことになったのだった。

 
＊再録＊
「ノーベル・マンションＢ２」第２回　1985−86年　ララ8-1月号　16ｐ

マンション取り壊しの工事業者が入り始めた。このままここに住んでいるわけにはいかないと焦るマック。一方、マックの上司であるチーフは彼の言動に頭を悩ませていたが、バッグに入っていたサムソングッズを見て神経を参らせるのだった。

 
＊再録＊
「ノーベル・マンションＢ２」第3回　1985−86年　ララ8-1月号　16ｐ

サムソンが勝手に街を歩いている。神経を参らせたチーフは再びサムソンを見て倒れてしまう。

 
＊再録＊
「ノーベル・マンションＢ２」第4回　1985−86年　ララ8-1月号　16ｐ

チーフの退院祝いを用意していた職場の人たち。マックにサムソンとデリラがくっついてきたが職場の人たちはすんなり受け入れる。

 
＊再録＊
「ノーベル・マンションＢ２」第5回　1985−86年　ララ8-1月号　16ｐ

クリスマスが近い。引っ越しをどうにかしなくてはと焦るがなかなかうまくいかない。なのに二人は全然呑気で…。

 
＊再録＊
「ノーベル・マンションＢ２」第6回　1985−86年　ララ8-1月号　16ｐ

なんとか二人を連れて引っ越しを考えるマックは今の仕事を辞めてスーパーの住込み従業員になることを決めるが、マンションに戻ってみると工事が始まっていて二人がいなくなっていた！

 
解説・入江敦彦
「イングリッシュネスの幸せ」


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