パスタ野郎

「夜明け」　 1991年セリエミステリー12月号

新進女流作家の三成さんが占いに行ったなら、覚えもないのに「子どもを生むなら今年中が吉」と言われる。更に、試供品のおむつが届いたり不可解なことが続くのだが・・。

「白い夜」　 1992年　セリエミステリー２月号

友人がペットの猿を旅行に行く間預かってくれと強引に置いていった。そんな夜にベランダから変な男が進入して、日本の電力消費の話やら背後霊の話やら訳の分からないことを言い出すのだった。

「シーズン」 1992年セリエミステリー４月号

内沢さんは花粉症がひどくて春は思いっきり苦しい。彼氏と喧嘩はするわくしゃみ鼻水は出るわ、そんな時に会社の男性社員二人から経理の村上さんと長岡課長の不倫疑惑の話をされるのだが？？

「風邪薬」 1992年セリエミステリー６月号

友人３人でオリエンテーリングに参加中、思いっきり道に迷い森の奥のようなところで古びた民家にたどりつく。そこには双子の老婆が住んでいて・・。

「なめくじ」　1992年セリエミステリー８月号

友人に約束していた電話しても出ない、早朝もいない、心配になってミステリおたくの先輩と彼女のマンションに駆けつけると彼女の姿はなく、どうやら何か事件のようだが、先輩は妙に落ち着いているのだ。いったい何があったのか？？？

「新　品」　 1992年セリエミステリー１０月号

なぜかお古ばかりが回ってくる。車も部屋も彼氏さえ！！こんな人生もういやだ、と思っていたところに連れて行かれた先は？

「パスタ野郎」　1992年セリエミステリー１２月号

会社の中を回る下着の通販カタログ。男のくせになぜか注文を入れてる長山くん。彼は実は東大卒だったりするのだが、女性の下着コレクターだった。

「呪いのヤカン」　 1993年セリエミステリー２月号

ミコの彼は落研出身。今も落語を続ける彼は会話の最中も駄洒落ばかり。そんな彼が「部屋に”呪いのヤカン”がいる」と言う・・！？

「ビデオ殺人鬼」」　 1993年セリエミステリー５月号

雨の日曜日。友人達から麻雀に誘われて、タクシーで出かけるのだが、途中で刺殺死体！を見てしまう。大回りはしないよ、と友人に言った手前、寄り道コースで見たそれを見ないふりして、友人宅に着くのだが気になってしょうがない・・。

「怪奇！田中くんち」　 1993年セリエミステリー８月号

会社の田中くんちはどこかおかしい。苗ちゃんの相談をうけて竹中先輩は無理矢理彼の家に行ってみるのだが・・？

「最　悪」　 1993年セリエミステリー１１月号

バイトはクビになって住んでるとこは建て替えで追い出されることになって、彼氏にはフラれて、どうしようもない夜、ピエロのメイクに使ったファンデーションが真っ白のまま落ちない。不気味な顔のまま帰るに帰れずにいるところへ・・。

「プレゼント」　 1994年セリエミステリー２月号

玄関の前に見慣れぬ包み。誰かからのプレゼントらしいのだが、がさがさと音がする。帰る前に友達のサヨリをフッたすかしたタツヤを殴ってきたし、誰かの恨みを買ったのか・・？？

「あとがきと怪説」　1991年セリエミステリー８月号

お祭りに彼氏と遊びに行った帰り道、暗いあぜ道を歩いていると、道ばたに何か落ちてる・・血まみれ！？Ｈのことばかり考えてる彼と、好奇心旺盛の彼女のやりとりが面白い一編。

「あとがき」　

書き下ろし４ページ。またまたパンツの話が多くなって自分でもすこしあきれた、とのお話。