水の森綺譚　１　

 
カラーイラスト「水の森の訪問者たち」

描きおろし　４Ｐ　

 
「月の竪琴」　月刊MOE　1989年4月号

水の森。サリは夜に弱くて、夜釣りが好きな友達につきあえない。夜はふしぎなことがいっぱい。今日は月が池で泳いだり、竪琴と夜通し遊んで音楽を奏でている・・。

 
「ヨーグルト」　月刊MOE　1989年6月号

月のきれいな夜に桶にいっぱいの新鮮なミルクを用意してそれを月の光の当たるところに置いておくと、絹のように冷たくて美しいヨーグルトが出来る・・（「月刊グルメ通信」）・・なのになぜかミルクは朝誰かに盗られてる！夜に弱いサリに見張りに来てくれ、と頼まれて・・。 。

 
「早起き鳥」　月刊MOE　 1989年8月号　

早起きのサリは朝、日が沈むと同時に眠り、鳥の声と共に起き始めるごく健康的な生活。なのに、ここ最近ずっと、朝日の出の前に鳴き始める正体不明の鳥の声で起こされて、睡眠不足で死にそう・・。サリの友達は鳥の正体を突き止めるべく、夜中に見回るのだった。  

 
「歩く魚」　月刊MOE　1989年10月号　

しーらかんすが森に来ていた。高いところにあるサリの家には入ってこないが友達の家にはぎゅうぎゅうに詰まっていて、どうにか二人で湖の上に避難した。ずっと住み着かれたらどうしよう？「ぼくの家に来ればいいよ」のサリの言葉にじ〜ん・・

 
「スケート」　月刊MOE　 1989年12月号　

凍った湖を見に行こうとサリを連れ出したのはいいが、突然穴に落ち込んで手探りで進むと、氷の上で光る何かがスケートをしてるみたい。でも、その光に体を突き抜けられると凍ってしまう。大変！サリがかちこちに凍ってしまった。どうにか地上に出てみたが・・。

 
「旅行者」　月刊MOE　 1990年2月号　

冬のさなか、小さな旅行者がやってきて図々しくも居座ってしまった。邪魔にもならないけどマシュマロを勝手にどんどん食べるのが許せない。頭に来て追い払ったけど、奴の正体は・・？

 
「ブルーム」　月刊MOE　1990年4月号　

まだまだ寒いけど、サリを連れて湖に行く途中、とても大きな見慣れないモノが！？サリが通信販売で間違って届いた何かのタネを埋めた場所だという・・。いきなりぼん！と咲いたそれは・・。  

 
「死神の来た夜」  コミック・モエNO.7　1990年１月

１０才のラスティが夜にこっそり起きていると、死神のランスノートンさんがやってきた。あなたはもう死んでいるから連れて行く、というのだが・・実はそれは・・？　優しいラスティの提案で二人は夢を見る・・おやすみなさい・・  

 
イラスト・あとがき　描きおろし　

オースチン彗星のお話


偕成社