パパゲーノ

描きおろし　４Ｐ　

「パパゲーノ」　コミック・モエ No.2　1988年4月

草と木で出来た小さな家にのんびり暮らすパパゲーノの周囲に急にやってきたへんなやつは”フィガロの歌”なんか歌いながら勝手なことをやってパパゲーノの穏やかな暮らしを乱すのだった。

「海」　コミック・モエ No.4　1988年8月

ぼくは海は苦手なのに、海水浴好きの両親に連れられて”長浜のおじいちゃん”のところに遊びにやってきた。人にはあまり言いたくないけど海って少し怖い・・・。潮の香りがしてくる海辺のお話。

「めりー・ひーる」　コミック・モエ No.5　1988年10月

繁みの中に棲んでいるめりー・ひーるは灰色の肌と白くて長い髪と細長い手足を持っている、そしてかんしゃくもち。茨の奥を抜けてどんどん行くと魔女の家にやってきた・・。

「フロスト・バレー」　コミック・モエ No.1　1988年1月

ある寒い雪の日、お留守番を頼まれた。猫のプシーが帰らないので外に探しに行くと道に落ちている光るモノを拾った。帰り道で凍ってるプシーを見つける、家に着くと自分以外何もかも凍ってる！実は拾ったのは”冬至祭のタネ”。”霜の王”はそれを探していたのだった。

「壁紙」　コミック・モエ No.6　1988年12月

夜眠る前に怖い話を読んでしまった。壁に人を殺して塗り込める話。だから壁に背を向けられない。見ているとママが貼った壁紙って随分変わってるな・・気がつくと壁紙の世界に・・・

「ナイチンゲール・坂田版アンデルセン劇場・」　コミック・モエ No.3　1988年6月

アンデルセンの「ナイチンゲール」を坂田さんが漫画化したもの。　（ほんわかした皇帝の感じがとてもいいです。）　

「卵」　

雪の下をもぐって姿も見せず卵を売りにくる奴がいる。最初のはなんだか無礼で買わなかったが、卵売り２号は丁寧なのでそっちから買ってみた。夜には調子のはずれた３号がやってきて一晩中うるさくて・・。　　

あとがき　

前髪をちょきちょき自分で切る、とのお話。 1ページ　

偕成社