兄弟仁義　同人誌版

企画同人誌『らっぽり』（主宰・波津彬子）刊行本　

「兄弟仁義」　

同人誌｢らっぽり｣は波津彬子さん主宰の企画同人誌｡この作品は､キャラクターをそれぞれ担当漫画家が描いたコラボレーション作品で『らっぽり合体任侠号』として自主刊行された｡ネームは波津さんが作成した｡全編を任侠映画風に仕上げてある｡

「健康的に明るく歌おう!」　　

イラストを久掛彦見さんが担当し､兄弟仁義の歌詞が入っている｡演歌のイメージレビューのようなページ｡

「もうひとつの兄弟仁義<予告編>」　　

映画の予告パンフ風に描かれたカット｡波津さん､橋本さんの合作｡

「必殺!ごろめん座談会」　　

映画関係者が集まって座談会を開いたという設定のページ｡全編パロディでいっぱい｡出演者=金澤明(監督)･留全次郎(俳優)･淀川長春(映画評論家)･大森和子(映画評論家)･水野パル男(映画評論家)･荻野昌弘(映画評論家)ということになっている｡表紙イラストは坂田靖子さん

「兄弟仁義 2部･3部･4部<予告編>」　

映画予告風のパロディイラスト｡　波津さん､橋本さんの合作｡

「CM兄弟仁義双六」　

ゲームメーカーから販売される設定の広告。イラストは久掛さん。　

「巻末やおい漫画　その後の兄弟仁義－熊本にて-」　
「兄弟仁義」本編で、二人で旅立った全次郎と半次郎のその後。波津さん､橋本さんの合作6P｡　　

「兄弟仁義完全脚本別冊付録　

波津さんが切ったネーム。登場人物が担当漫画家の似顔絵になっている。らっぽりの別冊付録だったが、新書館版ではページを横にして同時収録されている。（やや読みづらいが、当時のメンバーの遊び心満載の付録なので収録は有り難い！！）　

「丸ペンの美子ちゃん」　同人誌らっぽり　合体任侠号　1981.5発行　

当時、コミック誌にはお馴染みだった某広告ページのパロディ。案・波津彬子/絵・磨留美樹子。秀逸です。　　

＊再録＊
「おもいでの兄弟仁義」　『兄弟仁義』新書館版　

新書館版での発行にあたって、当時を振り返って波津さんが書いたあとがき。

＊再録＊
「兄弟仁義予告カット」　同人誌ラヴリ

同人誌『ラヴリ』に掲載された予告カット（映画予告風）が新書館版で同時収録された。編集者の心遣いが細やか。　

＊再録＊
「兄弟仁義申し込みチラシと宣伝カット」　同人誌ラヴリ　付録「やすまる新聞」　

同人誌『ラヴリ』にはさみこまれた申し込みチラシ。同じく「やすまる新聞」に掲載された宣伝カットも新書館版で同時収録された

自主刊行